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#47 人を動かすアートの力


アートは人の心を動かす力があります。


最近では社会問題を問いかけたアートや、はたまた数百年前のアートが存在し


全ての作品に画家さんの意図があります。


作品の魅力を、知れば知るほどのめり込んでしまいます。



またアートとセンスの関係は密接で、


良いセンスを持つことは、素敵な作品を手がけることはもちろん


作品に込められたメッセージも、引き込ませるセンスがあります。




目次

1、アートが照らす人権と平和

2、環境と持続可能性を考えるアート

3、社会の不平等と多様性をアートで表現する

4、アートとセンスの複雑な絡み




1、アートが照らす人権と平和





■戦争と平和を描くアーティスト


戦争や紛争を題材にしたアートは、


その残酷さや人道的な問題に対する啓発と反戦のメッセージを伝えています。


戦争を経験している方は、時代と共に少なくなってきている中、


後世に伝えるために、アートが使われることが良くあります。


例えば、少し前に東京都現代美術館で「戦争画」藤井光さんと言う方が作品を発表しました。


一見何の絵かわからない・・となるものも多いですが、


意味を知ると本当に深いものばかりで、思考がぐんと広がるのを感じます。


自分が生きてこなかった時代を、アートを通して知ることでき


ただ教科書を読むだけでは出てこない感情も掻き立たせられます。




藤井光の作品「日本の戦争画」

globe.asahi.comさんより引用

上記の作品について詳細は下記よりご覧ください✨





■人権との闘いをアートで表現する


差別、貧困、不平等などの社会問題を取り上げた作品も描いている画家さんは多く、


平和な地域で生まれ育った人達に、世界の現状を知らせようとしてくれています。


アートを通じて人権問題への理解を深め、個々の行動につなげるために


自身のセンスと感性、思考をぶつけている作品は、とても胸をうたれます。


ここでご紹介したいのが、長坂真護さん。



numeronumero.jpより引用


ガーナのスラム街で、命をかけて課題解決に向き合っている方です。


外国人ジャーナリストは生きて帰れないと言われている環境で、


現地の人々や、企業と共に貧困問題に取り組んでいます。


貧困問題をアートを通して伝え、今では作品に1500万円の価値がついているものもあります。



numeronumero.jpより引用

numeronumero.jpより引用


彼の目標は目標は2030年までに、150億円を集めリサイクル工場を設立すること。


と仰っています。


彼の行動、作品に心動かされる人も多く、今後も目が離せません。





2、環境と持続可能性を考えるアート





次は気候変動や環境破壊とアートについてご紹介します。


最近の環境問題では、温暖化、廃棄物、大気汚染、自然の喪失など、


自分達が住んでいる「地球」で様々な問題が起きています。


ただ不自由無く暮らしていると、地球に目を向けることは少ないと思います。


そんな中、音楽家の坂本龍一はアーティストとして、社会問題にも目を向け


本当に幅広く活動していらっしゃいました。


皆さんにもその活動を読んでいただきたく、共有いたします。


▼GREEN PEACEさん記事



「サスティナブル」はトレンドのようになっていますが、


トレンドではなく、わたしたちが住む地球には欠かせないものとなっています。


自己利益だけを考えず、社会問題・環境問題に目を向け


一人一人の行動が少しずつ変わっていってほしいなと思います。






3、社会の不平等と多様性をアートで表現する





“多文化社会の美と複雑さ”


日本では考えることが少ないですが移民、文化的なアイデンティティ、マイノリティの権利など、


多様性と共存に関するテーマをアートでどのように表現するのか探ります。


異なる文化や異なる背景を持つ方々が絡み合うことは、とても素敵なこと。


皆さんにはもっと色んな文化と触れたい!と、興味を持ってほしいなと思います。


ご紹介したいのがこちらの記事。


私達が生まれる前から存在するアートから、


現代の色んなバックグラウンドを持つ方のアートまであり、


社会問題について興味が湧き出てくると思います。


一つ一つじっくり読んでいただき、なぜアートを通して伝えているのか?


について深く理解してみてください。




“ジェンダーやセクシャリティの多様性を描く”


ジェンダーやセクシャリティのスペクトラムを探るアートは、


社会の偏見や差別に挑み、包括的な社会を築くために大事なアート作品です。


ジェンダーのあり方や性の多様性をテーマにした作品を通じて、


社会の多様性と認識の重要性を考えさせられる作品です。




4、アートとセンスの複雑な絡み





社会問題や環境問題はしばしば感情的な議論や論争の対象となります。


例えば環境問題においては、経済を優先して考える方と環境保護の間での対立が起きることがあります。


このような「感情的な要素」を含んだ問題にアートが取り組む場合、


バランスを保ちながら、客観的で公正な視点から表現することが求められます。


また社会問題や環境問題は、その解決に向けた努力や運動が既に存在している場合があります。


ガーナで活動されている、長坂さんのようにアートは理念と目標を貫くための手段です。


アートがメインにならず、取り組み活動と矛盾しないよう、調和と連携が必要です。




まとめ





アートは、社会問題への注意を掻き立て、人々の心を動かす力があります。


またその行動を促す力を持っています。


アートを通して、まずは社会や環境に目を向ける機会が増えてほしいなと思います。


またそこで動かされる感情やを大切にしてほしいです。


アート作品がある場所に足を運び、社会に与える影響を感じ取ってみましょう✨


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