今回は日々変わりゆく、ファッションのトレンドについて執筆しております。時代により流行は違いますが、魅力は時代とともに形を変えていくと思っています。このマガジンではトレンドの歴史を振り返りながら、企業の先進的なアプローチを紹介します。サステナビリティ、テクノロジー、多様性に焦点を当てて、
ファッションがどのように変革されているかを7sense編集部より、ご紹介します。未来へのファッションへの期待ができたら嬉しいです。
目次
1、過去のファッショントレンドから学ぶ
2、サステナビリティとエシカルファッション
3、 テクノロジーとファッションの融合
4、インクルーシブなファッションと多様性の尊重
5、トレンドを自分のセンスに落とし込む
1、過去のファッショントレンドから学ぶ
2000年代初頭からのファッションの歴史を振り返ると、
様々なトレンドがが誕生し、消え去っていきました。
当初、カジュアルウェアが主流となり、スポーティーでリラックスしたスタイルが
一世を風靡しました。
しかし、次第にエレガントでクラシックなデザインが再評価され、
ヴィンテージブームが到来しました。
これらの過去のトレンドが現代のファッションにどのように影響を与えているかを
考察することは、未来のトレンドを推測する上で不可欠となってきます。
ヴィンテージブームの立役者である「Levi's(リーバイス)」についてご紹介します。
リーバイスは、古典的で丈夫なジーンズを提供し、
ヴィンテージスタイルの中でも常に存在感を誇っています。
その過去の成功は、現代のデザイナーたちに永続性とクラシックなデザインの価値を
再認識させられました。
2、サステナビリティとエシカルファッション
近年、ファッション業界ではサステナビリティとエシカルファッションが
ますます注目を集めています。
環境への負荷を最小限に抑えるための積極的な取り組みや、
労働者の権利を尊重する企業の姿勢が、消費者からの支持を受け、
ファッション業界全体の価値観を大きく変えています。
再利用やリサイクルに焦点を当てたブランドが急増し、
倫理的なファッションが新たなトレンドとして浮上しています。
この分野で先駆的な企業として挙げられるのが、「Patagonia(パタゴニア)」です。
パタゴニアは、環境に優しい素材の使用・リサイクルプログラムの推進、
フェアトレードの実践など、サステナビリティに焦点を当てた独自の取り組みを行っています。
またパタゴニアはこのような文章を発信しています。
「環境に不必要な悪影響を与えないアパレル産業と、その活動を通じてそれらに関連する人びとやコミュニティーに肯定的な変化をもたらす」
また1985年から年間売上の1%を草の根環境保護団体へ寄付を行っています。
その総額は1億4,000万ドル以上になり、この活動をパタゴニアでは
「1% for the planet」と呼ばれているそうです。
このような活動は、多くの企業に影響を与えています。
二つ目のブランドはエコアルフです。
こちらのブランドは2009年にスペインで生まれ、2020年に日本に上陸しました。
すべてのアイテムを再生素材や環境負荷の低い天然素材のみで作っており
ペットボトル、タイヤ、魚網などを独自の技術でリサイクルして生地を開発し、
新たなコレクションを創り出しています。
ECOALFは「地球環境を守るために服を売る」を掲げている、
次世代の新しい発想のファッションブランドです。
後半は、テクノロジーを利用したファッションや
トレンドを自分のファッションへの取り入れ方について紹介しております。
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