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#31 共感からファンに繋がるブランドとは

今回は、ファッションブランドはどうやって生まれ、


どのように人々の心・生活に溶け込んでいくのか。について執筆しました。


私自身、ブランドディレクターとして約7年間従事してきました。


私の視点でブランドがどのようにできていくのか、


について皆さんの心にも響いてほしいなと思います。


そして、ブランドといっても、


アパレルブランドだけが当てはまるわけではありません。


食品や、コスメ、家具、自分自身ですら全てブランドですので、


ご自分がこれから商品にしたいものや、


現在行っていることと照らし合わせてこのMagazineを読んでいただければ、


何か身につくものが拾えるかと思います。



目次

1. SEIKAが共感するブランドフィロソフィー

2. 意味のある買い物/ ブランドの哲学に共感すること

3. バックストーリーをどう作るか?




1. SEIKAが共感するブランドフィロソフィー


皆さんは好きなブランドはありますか?

それはなぜ好きですか?


ブランドの作成は、ただ作るだけでは「人々の心に響きません。」


どのようにブランドを作成し、共感をするファンをつけていくのか。


今回は私が共感するブランドのフィロソフィー。ということで、


惹かれる理由を皆様にお伝えします。


実は、彼ら(ブランドディレクター)がしていることって、


すごくシンプルなんです



まず、そのブランドが何者で、何を提供してくれるのか、


そしてなぜ存在するのかという基本的な質問に答えることが大事だと思っています。


言い換えると、ブランドが本物で信頼できるものであることが大前提


それから、ターゲットの人たちの気持ちや価値観を理解して、


共通の理念を見つけることも欠かせません。








それを伝える方法は、コミュニケーションを通して、


または顧客からのフィードバックも大事にして、


ブランドを時代とともに進化させていくことが大切なんです。


実際に私がファッションへののめり込みをさブーストをさせたブランドの話をします。


そのブランドは「CÉLINE」 






フィービーファイロというデザイナーが、デザインをしていた時の時代のことでした。


お店に入って気になっていたバッグを触ってすぐお店の店員さんに、


「このバッグは、デザイナー自身"ミニマリズム"を


ずっと哲学にしているので一見シンプルなのですが、


がしがし使えるような気品のあるバッグなのです」と。


当日の私は、


ブランドの哲学から商品の説明を聞くことが


初めてだったので、とても印象的でした。


それと同時に、ブランドの哲学を知った後に商品を見ると


またその商品の見える角度が変わり、


そのブランドへの共感が増える理由を肌で感じました。


今思えば、そのフィロソフィーを


一店員にまで伝わっていて、それをお客さんの元まで伝えられている


そのブランドの姿にも感動ですよね・・・!






2. 意味のある買い物/ ブランドの哲学に共感すること






意味のある買い物をするには?

またそれはブランドの考えかたとどう関係しているの?


というクエスチョンを仮に設置し、お答えしていきます。


商品を買うときって、単に物を手に入れるだけじゃなくて、


ブランドの考えかたや哲学との共感も大事なんです。


ブランドディレクターも同じで、まずは自分たちが作りたいブランドの考え方に


共感することが大前提にあります。


それがビジネスだけでなく感情や情熱も含んだものであれば、


それがお客様に気持ちが伝わり、感じとってくれます。


また昨今のトレンドは、商品だけでなくブランドの背後にあるストーリーや価値観にも


注目が集まっています。


特に、持続可能性や倫理的な実践が取り入れられたブランドは、


今の時代においてますます重要視されています。


先ほどの「CÉLINE」のお話しでも心に残ったお買い物のお話しをしましたが、


ブランドの背景を知って意味のある買い物をするという点で、


もう一つエピソードがあるのでご紹介を。


以前にInstagramでも書いた、この投稿






表参道や、商業施設で買うCHANELもいいけれど、


ココシャネルが一番最初、帽子のブティックとして始めた本店の場所、


Paris1区にあるCHANELのブティックでお買い物をしました。


自然とCHANELの本店でバッグを買うというのが、夢でもあり


昨年購入しました。





そこでは、なぜ自分がそこで買うのか?


高いお買い物だからこそ考えさせられたが、


他のお買い物でもそうですよね。


そのブランドは、自分にどのようなサプライズをくれるのか?


そして、その物を買った経験や体験は、どう自分にもたらされるのか?



そんなCHANELが言っていた言葉で



“流行は変化していくもの。だけどスタイルは永遠”という言葉があります。



まさに、服やバッグはその時々の流行によって色やスタイルが変わりますが、



それ以外の店内、店員さん、CHANELの気品は



永遠にこれからも変わらないものなのだと肌で感じた体験でした。











3. バックストーリーをどう作るか?






ブランドのバックストーリー、どうやって作るの?


次はこのクエスチョンを仮に設定し、お話しします。


ブランドのバックストーリーは、そのブランドのアイデンティティを豊かにし、


お客様とのつながりを深めるためのキーとなります。


これを考えるとき、ブランドディレクターは情熱と創造性を発揮することが大切です。


過去や創設者のエピソードをリアルで感動的な形で伝えることで、


消費者はそのブランドとの共感を感じやすくなります。







また、そのストーリーは柔軟に変化し、新しい要素を加えていくことで、


ブランドが進化していく様子も伝えることができます。


これによってブランドは過去から未来へのつながりを持ち、


消費者との絆を強化していくことができるのです。



私がディレクションしている、RANDEBOOというブランドは



“4歳上の彼と会う時に着る、いつも着ない大人っぽい背伸びした服”を



が根元で、RANDEBOOというブランドを作り上げていったので、



7年前の創業当初から変わらず、



お母さんのヒールを初めて履いたあの”ドキッと”を体現するを



ブランドのミッションとしてあります。



当初のストーリーはどんな取材でも共感され、



多くまとめられ共感を生んだ一つのきっかけでした。



逆に、衰退していくブランドをみていると、



ストーリー性が全く感じられなく、



共感が生まれないというのが原因の一つなのではないかと思います。



アパレルブランドや、お洋服が溢れる今日。



そのブランド、その商品がどんな意味を持ってどんな哲学で生まれたのか



調べてみるのも、ものの見方や選択の仕方が変わるきっかけとなるかもしれません。



そして、何か商品やサービスを考えている方は、



なぜそれを自分がやるのか、共感が生まれるストーリーがそこにあるのか



考えてみてください。




まとめ


1. ブランドフィロソフィーの大切なポイント

ブランドはリアルで透明に保ち、



お客さんとの共感を大事にします。


理念を伝える方法やお客さんとの関係を築くために、柔軟に進化する姿勢が大切です。



2. 意味のある買い物の秘訣

お買い物って、商品だけじゃなくて、ブランドの思いやストーリーに共感したいですよね。


ブランドは自分たちのブランドに深く感じ入り、


倫理的な価値観をアピールすることで、お客さんが感情的に結びつき


意味のあるブランドを作り出します。


そこに共感してお買い物をする。というのが一番素敵な体験だと思います。





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