“成功者の共通点はポジティブであること”
常識の1つにそのような考えがありますが
成功者にはネガティブな人はいないのでしょうか?
私が考えるに、いわゆる成功者として
そのセンスが讃えられているような
企業の経営者や著名人の中にも
ポジティブではない人は一定数いるかと思います。
人の目を極端に意識してしまうという人や
表に出るのが得意ではない人など、
必ずしも全員が明るく活発な方とは限りません。
では彼らの何が違うのか。
それは彼らが意識して自らの言動を
コントロールしているということだと思います。
今回はそのような自身の言動を
コントロールするツールの1つとして
”口癖”にフォーカスします。
成功者が日々どのような口癖を唱え
どのような口癖を避けているのか。
是非皆さんの日常にも取り入れてみてください。
目次
-口癖が現実に与える影響
-成功者の3つの口癖
-絶対に言ってはいけない要注意な口癖
口癖が現実に与える影響
“言霊”という言葉があるほど
日本では昔から言葉が持つ力が信じられてきました。
受験シーズンは「滑る」「落ちる」という言葉を避けたり。
結婚式では「終わる」という言葉を避け、
「お開き」という言葉を使ったり。
私たちは何気ない日常ですら
言葉の持つ力を意識して過ごしているのです。
言葉の力は数々の研究者によって証明されており
その一つに「プライミング効果」があります。
プライミング効果とは…
事前に見聞きした情報が、無意識にその後の行動に影響を及ぼす心理効果のこと
例えばテレビでラーメンの特集をみた次の日のお昼に
ラーメンを選んで食べていた。なんて経験
皆さんにもあるのではないでしょうか?
遊びとして用いられる10回クイズにも
そのプライミング効果が表れています。
ピザと10回言った後、膝を見せると「ピザ!」と
言ってしまうのも、学術的な理由付けがされているのです。
これは”口癖”が持つ力にも、大きく結びつきます。
「絶対にできる」「〜〜になりたい」
そんな言葉を日頃から唱えることで
無意識のうちにその後が変わるはず。
人材育成コンサルタント・永松茂久氏の著書
『言葉は現実化する 人生は、たった“ひと言”から動きはじめる』では
「口癖にしたい言葉を、よく目にする場所に貼る」ことを
永松氏が提唱しています。
私の知り合いの経営者の方にも
トイレに毎年の目標を貼り
トイレに行くたびにその目標を唱えている方がいます。
それだけ口癖の持つ力を
多くの人が信じて実践しているのです。
この後ご紹介する口癖も
家の目のつく場所に書いたり、スマホのロック画面に設定したり、
皆さんの毎日に取り入れてみてくださいね。
成功者の3つの口癖
ここからは習慣にするべき
具体的な口癖をご紹介していきます。
1.自分の運を認める口癖
「私は幸せ者だ」
「本当に運が良い」
これは私やパートナーのTAKUMAも良く口にしていて
一時期会社の面接でも
「運が良いと思いますか?」
と聞くようにしていました…。笑
それほどに、自分自身のことを幸運だと思うことは
その後の言動に大きく影響すると考えています。
現に何かを成し遂げている人に
自分のことを不幸だと考える人は
ほぼいらっしゃらないのではないでしょうか。
まずは「自分は幸せ者だ」と口にすることで
その言葉が現実になると信じています。
2.即行動できる口癖
「とりあえずやってみよう」
どんなにやりたくない仕事や
後回しにしていた家事もいざ手をつけてみたら
どんどん進んだという経験はありませんか?
物事を後回しにする癖は
その後の結果に少しずつ影響してくるもの。
より短い期間に多くのことに取り組むことこそが
その人の経験値や選択肢を広げ
センスにも結びつくと考えています。
また、例えば何かビジネスチャンスがあるとして
それを今日自分がやらなかったら
その間に誰かがやってしまうかもしれない。
そんな危機感が、
世の中の最前線を走る人にはあると思います。
人生で一番若い日は今日。
そんな当たり前のことを、
日々の口癖から自己暗示し
より多くの経験やチャレンジに
結びつけていくことが大切だと考えています。
3.物事を前向きに捉えることができる口癖
「ピンチはチャンス」
この口癖に限らず、ネガティブなことを
ポジティブに言い換える癖をつけることが重要。
実力不足を感じた時は
「まだまだ伸びしろがある」
やることが山積みな時は
「今頑張れはあとは楽になる」
最初は少し無理がある言い回しに感じても
物事を前向きに言い換える口癖を繰り返すことで
本当に物事をポジティブに捉えることが可能となり
明るい未来に繋がるはずです。
絶対に言ってはいけない要注意な口癖
最後にご紹介するのは、
私が日頃気をつけている要注意な口癖。
自分がこれらの言葉を言ってしまった時には
必ず言い換えたり、反省するようにしています。
1.他責にする口癖
「〜のせいだ」「〜さんが〇〇したからだ」
物事を他責にし、自分事化して考えられなくなると
一気に自分の成長やステップアップがなくなると
常日頃考えています。
例えば何か仕事で部下がミスした時
ただ単に「彼女の注意不足だ」と責めるのではなく
「次回からはこういうフローで進めて
このことが再度起きないようにしよう」と
自分の行動も改めるようにする。
そうすることで仕事自体も上手くいきますし
自分自身のステップアップにも繋がるはずです。
他にも無意識に言ってしまうことに
「天気が悪いせいで気分が上がらない」
「渋滞のせいで仕事の予定がくるった」
など、環境を悪者にし
なぜかネガティブな発言をしてしまうことがあります。
こんな時も
「今日は雨だからお気に入りの傘を使えた」
「渋滞中に車の中で時間が取れて、頭がスッキリした」
などと言い換えられるよう意識しています。
そうすることでネガティブに感じる日常も
ポジティブに捉えることができ
幸福感が高まると感じています。
2.妥協する口癖
「まぁ、いいか」
これは私がクリエイティブや商品作りに関わるプロとして
絶対に言わないようにしている口癖です。
何か納得がいかない部分があれば徹底的に向き合い
より良いものを作れるよう
仕事中は特に言わないように心がけています。
ただしプライベートでは、この言葉に救われることも。
態度の悪い人に会ったとしても
「まぁ、いいか!」と気にしないようにしたり
良くない噂を聞いたとしても
「まぁ、いいか!」と受け流したり…。
その時々で、この言葉が自分に良い方向に影響を与えているか
注意して発言するようにしています。
以上、口癖についての考えをまとめてみました。
全ての口癖を一気に取り入れることは
難しいかもしれません。
ただどれか1つだけでも
意識的に唱えるようにしたり
どこかいつも目に入る場所に書いたり
皆さんの日常に取り入れていただけたら嬉しいです。
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